議会改革にむけ県議選区割り見直し検討委員会設置を要望

 第275回定例県議会が知事から上程された議案を総て可決し10月8日閉会しました。閉会に先立ち10月3日、西谷議長と面会し、6月28日に提出していた次期県議選区割り見直しを検討する為の「区割り見直し検討委員会設置要望書」の取扱いについて意見交換しました。
 現在の県議選の区割りは郡や市を基本としていることから、生活実態にそぐわない飛び地選挙区がそのままになっているほか、選挙区から一人の議員しか選挙できない選挙区が存在しており無投票選挙の要因となっています。こうした実態を改善すべきとの声は、これまで議会改革検討委員会作業部会のなかでも複数の会派から出されており、県民の負託に堪えられる県議会へと改革していくことに反対する会派は無いものと信じております。
 東津軽郡全域を選挙区とする定数一名の東津軽郡選挙区では、郡内を縦断する際青森市を通過する事になり、郡内の住民の多くが青森市に勤務している実態となっております。また定数三名の三戸郡選挙区においても階上町の多くが八戸市に通勤し同市のベッドタウンとして発展してきた実態を踏まえれば八戸市選挙区に編入されるのが本来のあるべき姿だと考えます。
 現在国会において公職選挙法改正が検討されており、今月15日に召集される臨時国会において改正案が可決される見通しと聞いております。この為2015年4月におこなわれる次期県議会議員選挙が、より生活実態に則し県民の選択の幅を確保する新たな選挙区割りのもと実施されることが望ましいと考えます。
 西谷議長からは国会で改正案が可決されることを前提に、11月定例県議会において区割り見直し検討委員会を設置したいとの意向が明らかにされました。県民への周知期間を考慮すれば来年3月までに改正手続きを終える必要があり、残された時間は限られております。県民の期待に応えられる県議会へと不断の改革努力が求められていると思います。確かな改革にむけ引き続き議論をリードしていきたいと決意しております。