"命の道路"整備を‼️

むつ市大畑町から佐井村に至る、下北半島北通り地域の住民の暮らしを支えている国道279号。私が国道279号に関わるようになったのは、2003年5月1日に風間浦村易国間地区で発生した岩塊崩落事故からです。約170トンもの岩塊が崩落し国道を封鎖。住民生活に多大な影響を及ぼしました。その後、大間町漁協女性部を中心に「女(おなご)マグロの会(熊谷ヒサ子会長:当時)」が発足。三村県知事への要望や、当時の冬芝国土交通大臣のもとへも2度ご案内しました。植村正治青森県漁連会長(当時)同席のなか、マグロTシャツとねじり鉢巻姿で、"命の道路"整備をと気迫のこもる大臣への要望は、いまも忘れることができません。あれから18年が経過し、高齢化が進む北通り地域を再び豪雨災害が襲いました。国道沿いに堆積した大量の土砂や流木、剥き出しになった山肌。被害の凄まじさを物語る崩落箇所は61箇所に及んでいると報告されています。現在懸命の復旧作業が続いていますが、恒久的な安全対策には国の支援が不可欠です。買い物や通院に利用されるバスの運行にも支障が出ています。この地に縁したひとりとして、命と暮らしを守る"命の道路"整備を促していきたいと思います。

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国道を遮断した岩塊や土砂の撤去作業を視察