2月8日午後1時から青森県庁内で開催される「平成29年度高校生模擬議会」まで一週間となりました。昨年に引き続き開催される高校生模擬議会には、私の母校でもある八戸北高等学校をはじめ県内5校の代表が参加予定です。当日は青森県活性化にむけた各校ならではの提案を発表することになります。私も県議会を代表し広報図書委員会委員として参加します。記憶に残る有意義なひとときとなるよう、来庁する高校生たちを温かく迎えたいと思います。
北海道新幹線青函共用走行区間の高速走行実現にむけた計画案について協議
本日、「青森県議会新幹線・鉄道問題対策特別委員会」が開かれ、会派「公明・健政会」を代表し質問に立ちました。
北海道、東北、北陸、九州の各整備新幹線は、「全国新幹線鉄道整備法(全幹法)において、最高速度260kmと規定されています。この為、JR各社の判断だけでは速度を上げることはできません。なかでも東北新幹線と北海道新幹線を結ぶ、約54kmの青函トンネル内においては、最高速度140kmに減速走行しています。これは青函トンネル内の新幹線と貨物列車すれ違い時のリスク低減の為ですが、本来4時間内で結ぶ東京・新函館北斗駅間が高速走行可能となるよう技術検討ワーキンググループ、高速化検討ワーキンググループにおいて検討されています。
東京オリンピック開催年の2020年度を目標に、青函トンネル内160km、トンネル以外の明かり部分については320km走行を目指すこととなります。青函トンネル共用走行区間の課題解決により、一日も早い高速走行実現に向け引き続き取組んで参ります。
災害時多目的船について意見交換
NPO法人モバイル・ホスピタル・インターナショナル(砂田向壱代表理事)主催の、災害時医療を考える意見交換会に参加しました。「海洋国家日本の災害時医療の未来を考える議員連盟(額賀福志郎会長)」の額賀会長、加藤勝信副会長(厚生労働大臣)、横山信一副幹事長、津島淳事務局長も来賓として参加。
これまで災害時多目的船の必要性を県議会で訴えてきたことを評価いただき、私も砂田代表理事よりご案内いただき、東京都議会の高倉良生、上野和彦両議員等と共に、災害時医療を担う多目的病院船の必要性について関係者の皆さまと意見交換しました。
世界では米国やロシア、イギリス、中国、スペイン等15カ国が病院船を保有していることが知られています。
首都直下や南海トラフ地震に加え、北海道十勝沖の大地震発生リスクが公表されました。北朝鮮ミサイル発射への国民の不安もあります。排他的経済水域(EEZ)を含む世界第6位の面積の海洋国家として、あらゆる事態に備え態勢構築を急がなければなりません。また病院船導入は海洋国家として日本の国際貢献にも繋がるものと思います。
私は東日本大震災の被災県の議員として、一日も早い病院船実現にむけ関係者と連携していきたいと思います。
「緊急防災ラジオ」について意見交換
株式会社エフエム青森本社を表敬し、工藤誠代表取締役社長と「緊急防災ラジオ」について意見交換しました。
「緊急防災ラジオ」はAM、FM番組を視聴できるだけでなく、電源オフになっていても緊急速報発信時には強制的に起動します。一台1万3千円程度と、一台5万から6万円程度要する「防災行政無線」に比較しても低予算で導入が可能です。新潟市や山形市、秋田市等日本海沿岸エリアの導入が進んでいます。
総務省の「難聴解消支援事業(3分の2補助)」により、送信用アンテナ鉄塔を建設することは出来ますが、「緊急防災ラジオ」購入支援には各自治体での予算化が必要となり、秋田県では予算化し導入を支援しているそうです。
東日本大震災の教訓のひとつとして「防災行政無線」の音声が聞き取りにくかったことが指摘されています。「緊急防災ラジオ」は、老朽化が進み更新時期をむかえた「防災行政無線」の代替インフラとして有効と考えます。
東日本大震災より間もなく7年となります。緊急情報提供システムの的確な整備にむけ、青森県内での「緊急防災ラジオ」導入の有用性を啓発していきたいと思います。
青森港親水緑地雪処理施設を視察
青森港本港地区に整備された浜町緑地の雪処理施設を視察しました。国の社会資本整備総合交付金を活用し、親水・賑わい空間創出を目的に、緑地等施設整備事業として整備されたものです。春から秋までの間は市民が海と身近に触れ合える親水緑地として、冬期間は雪処理施設として活用されています。私は2005年11月25日第244回定例青森県議会一般質問をはじめ、適切な雪処理のため早期の施設整備を訴えて参りました。
冬期間は、306mの桟橋の下にナイロン製のゴミネットを張り巡らせ雪処理施設として活用され、東京ドームとほぼ同じ122万㎥、10トンダンプ約8万4千台分の雪処理が可能です。
現在、青森港雪処理施設協議会が管理し、委託登録車輛だけに夜間開放しています。来年度には、日中の時間帯を民間車輛への開放を働きかけていきたいと思います。
青森県畜産・飼料コンビナートを視察
一般社団法人青森県畜産・飼料コンビナート振興協会の協力を戴き、八戸市河原木地区にある国内屈指の畜産・飼料コンビナートを視察しました。
県南地域を中心に本県基幹産業としておこなわれている畜産業の課題調査を目的におこなった今回の視察では、同協会の佐藤潮会長の協力のもと東北グレーンターミナル(株)へのタンカーからの穀物飼料積み出し作業を視察したほか、畜産業の振興対策について意見交換しました。
またテストケースとしておこなわれた、鰺ヶ沢町にある七里長浜港から同コンビナートへの飼料米の海上輸送について県議会で取上げられていることもあり、事業化にむけた課題について調査することもでき、本県畜産振興を考えるうえで大変有意義な視察となりました。