りんご園地視察

例年にも増して低温が続き開花が遅れた弘前桜祭りもいよいよクライマックス。昨日からの好天で外濠は見事な咲き具合となり、カメラを向ける観光客の姿があちらこちらで。
低音と闘っているのは桜ばかりではない。青森県が誇る農産物の多くに影響を与えている。なかでも林檎は今が開花のピークをむかえる頃。今年は寒さの影響で白や薄いピンクに色づいた林檎の花芽はまだ見ることが出来ない。着果の遅れや生育への影響が懸念されるため、兼ねてからFacebookを通じ交流のある株式会社釈迦のりんご園を訪問。工藤峰之専務取締役から種々説明を伺いました。
同社は一昨年法人化し、県の品評会で最優秀賞を受賞したほか、国の六次産業化支援制度に申請するなど、積極経営で安定高収益確保にチャレンジしています。5ヘクタールの園地で約10品種の林檎を生産し、加工商品の開発や販路開拓への取り組みを通じて地域雇用に貢献している経営者の熱い思いに触れることができ、大変嬉しいひと時を過ごさせて戴きました。専務の案内で園地を見て廻ったところ、あと2〜3日で開花するとみられる王林の花芽を見ることができました。
同社をはじめ林檎産業に携わる若者たちが自発的に交流の場をつくり、勉強会を開いていることも聞かせて戴きました。就農支援を積極的に展開している県とともに努力している彼らを支援していきたいと思います。