本日開催された「新幹線対策・鉄道問題対策特別委員会(成田一憲委員長)」に出席し質疑致しました。
先ずJR北海道並びにJR東日本の鉄道施設の安全確保対策についてそれぞれ質問した後、第三セクター青い森鉄道線の冬期間の安定運行対策についても質問致しました。県執行部からは、一昨年度の対策が効果を発揮した事により、昨年度は運休等のトラブルが約80%低減したことが報告されました。あわせて大雪が予報されている今冬の運行において安全対策とともに、利用者の足として安定した運行確保が求められており、万全の対策を講じているとの決意が表明されました。
私からは、運休等トラブル発生時に利用者の混乱を生じさせないよう、情報通信ツールの積極的な活用により、これまで以上に利用者への運行情報の迅速な伝達に意を用いるよう要望致しました。
その後、北海道新幹線工事負担金問題と青函共用走行区間減速問題に議論が集中しました。平成27年度末開業予定の北海道新幹線は、総延長148.3kmのうち、青函共用走行区間(青函トンネルとその前後)82kmにおいては、新幹線速度での走行車両は1本のみで、それ以外の車両は在来線特急並みの時速140kmに減速走行する計画となっております。総事業費4,368億円のうち2,006億5千万円もの巨額の地元負担金を強いられる青森県にとって、このことは本来の趣旨と異なるもので到底容認できないとの意見が多くの議員から出されております。この為、高速走行の本数増加とあわせ、国の対応如何によっては建設工事負担金縮減を国に求めていくべきとの意見が大勢を占めました。
私からはこうした要望活動を行う際、青森県単独ではなく北海道議会と連携して行うべきとの意見を述べさせていただきました。