福島市で開催された「北海道・東北六県議会議員研究交流大会」に会派を代表し参加しました。開会挨拶に引き続き、時事通信社解説委員の田崎史郎氏が、「政治は良くなるか」と題して講演。野田総理の問責決議案可決で混迷の度を深くする国会の状況を通し、今後の政局を予測解説しました。結論として以下の点を挙げました。1.9月の政局は民主党代表選と自民党総裁選であり、野田氏は代表に再選される見通しとなる一方、自民党総裁選は混迷の様相。2.民主党の野田代表再選の後に、幹事長、選挙対策委員長等の党役員人事がおこなわれる。3.10月解散、11月投票が濃厚である。最も遅い場合でも1月迄には総選挙がおこなわれること。4.最高裁の衆院違憲状態判決を踏まえ、一票の格差を2倍以内にする定数是正が不可避。5.民主党が衆院で可決した「小選挙区比例代表連用制」には課題が多い。6.今後おこなわれる解散総選挙は、自民党中心の政権への政権交代をもたらす総選挙となる。この他の点も含め、既に各方面の報道内容とほぼ同じ講演内容だったと思います。休憩後の第二部では、3つの分科会に別れ各県での取り組み状況を報告するとともに、フリートーキング致しました。私は第三部会「大規模災害対策について」に参加しました。宮城県が災害情報伝達手段について、福島県が原発事故対策について、それぞれ特化して報告した事が印象的でした。ちなみに8月2日現在、60,878人の福島県民が全国各地で避難生活を強いられており、このうち青森県へは586人がおります。