豪雪被害状況を視察

 青森県内では津軽や下北地域を中心に例年の2倍から3倍におよぶ積雪量に見舞われ、県民生活にも多大な影響が出ているほか、基幹産業のりんご園地では枝折れの被害が報告され始めています。このため2月5日早朝から弘前市常盤坂の鳴海健宅のりんご園を訪問させていただき、現地の状況を調査いたしました。
 約1.5mほどの雪に埋もれたりんご園地では、昔ながらの”かんじき”を履いて足場を固めたうえでなければりんごの樹木に近づくこともできません。すっぽりと雪に埋もれたりんごの幹から伸びた枝もほとんどが雪に埋もれています。暖気で緩んだ雪が夜の急激な凍結で一層固く引き締まり、枝が引っ張られることにより枝折れが発生します。場所によっては幹が割れることも。このため寒暖が繰り返すこれからが最も危険な時期です。
 鳴海さんも地中に埋まった枝を手当したり、樹木に積もった雪を落とすなど手入れが欠かせないとのこと。美味しいりんごを生産することを楽しみに、今日もりんごの樹木の手入れに余念がありません。被害の全容が明らかになるのは4月頃になるとのことですが、被害が最小限に留まってくれることを願うのみです。
 今回の現地調査には参議院災害対策委員の渡辺孝男参議院議員が駆けつけてくださいました。現地調査をふまえ2月7日(火)の参議院予算委員会の質問で取上げていただく予定です。