総務企画常任委員会で質問

 本日開かれた総務企画常任委員会において交通行政二点について質問いたしました。先ずJAL日本航空の羽田・青森空港間の利便性向上対策について、特に最終便の時間見直しについて質問いたしました。JAL日本航空では羽田・青森空港間を一日往復12便運航しております。羽田から青森へ戻る夕方の便は現在18時45分と19時45分となっております。わずか一時間程度の間隔しかなく、最終便で戻るためには18時台には羽田空港に向かわなくてはなりません。航空路線の利便性をより効果的なものにするため、最終便の羽田空港出発時間を遅らせることを検討すべきではないかと質問をさせていただきました。県からはJAL日本航空との間で、協議していく意向が示されました。
 次に12月4日に東北新幹線全線開業から一周年をむかえることから、開業一周年記念事業について質問いたしました。全線開業三ヶ月後に発災した東日本大震災の影響も、ようやく落ち着きを取り戻しつつあります。開業効果を最大限に引き出すため、開業一周年を再スタートとして位置づけ、JR東日本と連携した県の取組みが求められます。残念ながら県からイベントについての具体的な言及はありませんでしたが、開業元年との思いで取り組んでいきたい旨の答弁がありました。
 また以前の委員会で改善を求めていた東北新幹線新青森駅および奥羽線ホームの冬期間の寒さ対策について、改善にむけた進捗状況について報告を求めました。先日も現地を視察してきましたが、新幹線改札口から奥羽線ホームにむかうコンコース内に新たに30席程度の待合室が設置されました。弘前方面から入線する列車を確認してからホームへむかっても乗車できるものと思います。いっぽう奥羽線ホームの寒風対策の必要性について改めて指摘し、ホームの防風対策として常設の暴風壁設置をJR東日本へ求めるよう要望いたしました。
 最後に新幹線が入線した際、歓迎とおもてなしの心を込めたBGMを流すことによりイメージアップを図るべきとの要望もいたしました。かつてJR青森駅で「十和田湖」という曲を流していたことがあります。芹洋子さんの澄み渡る声に癒されたことを覚えています。きっと青森県のイメージアップに繋がっていたものと思います。こちらは少しの手間と努力でできることでもあり、是非実現していただきたいものです。七戸十和田駅では「十和田湖」を、そして新青森駅ではジャズがいいのではないかと思っています。最終の新幹線入線時には「明日があるさ」という曲もいいですね。このような取組みを通じて青森の情報発信に繋げていってもらいたいものです。