地域防災力向上対策 一般質問二日目

定例県議会一般質問は東日本大震災や台風15号による豪雨水害直後ということもあり、多くの議員が「防災対策」について取上げています。なかでも自主防災組織や防災士資格取得推進による地域防災力向上の必要性を訴えた議員の質問は、具体的提案もあり共鳴する点がありました。これまで多忙な町会長を中心に自主防災組織立ち上げを推進しようとしてきたため、青森県では自主防災組織率が20%台と全国でも最下位レベルに留まっております。本日の質問のなかで、東日本大震災を通じ防災士資格を取得する若年層が増加しており、防災士を積極的に活用すべきとの指摘がありました。防災士は防災に関する専門的知識と技能をもつ地域防災のリーダーとして日本防災士機構により認定されている有資格者のことで、阪神淡路大地震をふまえ創設されました。この防災士の拡充とネットワーク強化が自主防災組織拡充の鍵を握るものと考え、私はこれまで一般質問や常任委員会などの場を通じ、県の取り組みを促してまいりました。地域防災リーダーとして防災士を活用すべきと考えます。防災士の育成が地域防災力向上に資することから日本防災士機構と連携し、防災士資格取得にむけた研修会を青森県内で毎年開催するよう県に望むものです。ちなみに国会議員から村会議員まで青森県内のすべての議員のなかで防災士有資格者は現在のところ私ひとりです。