「緊急防災ラジオ」について意見交換

 株式会社エフエム青森本社を表敬し、工藤誠代表取締役社長と「緊急防災ラジオ」について意見交換しました。

 「緊急防災ラジオ」はAM、FM番組を視聴できるだけでなく、電源オフになっていても緊急速報発信時には強制的に起動します。一台1万3千円程度と、一台5万から6万円程度要する「防災行政無線」に比較しても低予算で導入が可能です。新潟市山形市秋田市日本海沿岸エリアの導入が進んでいます。

 総務省の「難聴解消支援事業(3分の2補助)」により、送信用アンテナ鉄塔を建設することは出来ますが、「緊急防災ラジオ」購入支援には各自治体での予算化が必要となり、秋田県では予算化し導入を支援しているそうです。

 東日本大震災の教訓のひとつとして「防災行政無線」の音声が聞き取りにくかったことが指摘されています。「緊急防災ラジオ」は、老朽化が進み更新時期をむかえた「防災行政無線」の代替インフラとして有効と考えます。

 東日本大震災より間もなく7年となります。緊急情報提供システムの的確な整備にむけ、青森県内での「緊急防災ラジオ」導入の有用性を啓発していきたいと思います。

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