文教公安常任委員会で質問

21日に開催された文教公安常任委員会で質問に立ち、学校現場での体罰について県教育委員会の対策を質しました。学校での体罰が全国各地で問題化するなか、県教育委員会が実施した調査の結果、体罰と認定される事案が大幅に増加した事が報告されるとともに、教員が自信をもって児童生徒の教育指導にあたる事ができるよう、学校単位に研修会を実施することになっております。このような点をふまえ校内研修においてスクールカウンセラーとの連携を図ること。体罰問題に関しては、保護者と一体となって取り組むよう県教委に求めました。
体罰問題の背景には部活動顧問の同一校での継続勤務の長期化が指摘されております。このため教員の人事異動の基準について質問したところ、同一校三年未満は移動対象としないこと、同一校十年以上は移動対象とし、勤務校の固定化の解消に務めているとの答弁がありました。一方こうした方針にも係わらず、小学校で7名、中学校で7名、高校で67名、特別支援学校で11名の計92名が継続して十年以上同一校に勤務している実態が明らかになりました。学校管理者の校長が二年から三年程度で移動しているなか、長期間にわたる教員の勤務継続は学校管理運営上も課題が指摘されていることから、是正にむけ対策を講じるよう求めました。今後ともこの問題は注視していきたいと思います。