平成24年度青森県原子力防災訓練を視察

午前8時青森県東方沖を震源とするマグニチュード8.1の巨大地震発生により、青森県沿岸部に大津波が発生、東通原子力発電所被災したとの想定で原子力防災訓練が実施され、公明・健康政会の会派の同僚議員とともに視察しました。
八戸市三沢市・おいらせ町・階上町では最大震度6強に見舞われ、地震発生から一時間後には最大波高8m超の大津波が襲来。最大震度6弱東通村では午前8時の地震発生とともに原子力発電所が自動停止。4分後には非常用発電機が故障し、全交流電源が喪失。9時05分には原子炉隔離時冷却系の故障停止により、原子炉への注水冷却機能が喪失した為、PAZ5km圏内に居住する東通村住民に避難指示が出され、青森市内の小学校にバスで避難誘導したとの本格的な総合訓練です。
9時15分から県庁内で災害対策本部員会議が知事出席のもと開かれました。国および東通村とのテレビ会議により情報の共有を図り、権限を委任された現地災害対策本部長を中心に住民避難指示をはじめ初動の対応が取られました。
その後東通村民の緊急避難先となった小学校に移動し、バスで移動してきた方々の避難誘導や避難先での受け容れ状況などを視察しました。緊急避難した住民の皆さんは小学校到着後、直ちに受け容れ側の説明に基づき、住民登録・スクリーニング・問診・避難所への移動といった一連の流れに従ってスムーズに対応しておりました。
東通原子力発電所周辺では活断層の存在の可能性が指摘され、国の原子力規制委員会による現地調査が予定されております。巨大地震と事故は起こり得るとの考えのもと、災害防除への備えとともに災害対応訓練を積み重ねていく事が重要です。
明日開催される「アピオ秋祭り」の会場では、青森県防災士会による展示ブースも出店されます。パネル展示とともに家具固定グッズや緊急避難物資の展示も予定されております。朝9時30分から午後3時30分まで開かれておりますので、多くの皆さんのご来場をお待ちしております。