燃料油供給確保を県知事に要請

 3月11日の東北関東大震災の発災から5日が経過しました。被災状況が明らかになるにつれ、深刻な実態に呆然とするばかりです。厳しい寒さのなかでの続けられる救出作業や避難場所の模様など、連日報じられる内容に言葉もありません。被災による影響を一層深刻なものとしているのはガソリンや灯油、軽油重油など燃料油の販売規制に象徴される生活不安です。政府の指示により燃料油の流通規制がおこなわれ、被災地に限らず県内すべての地域でガソリンスタンドには燃油を求める長蛇の列が連日できております。燃油を積載しているタンクローリーを見つけると後を追い続けるという話しさえ出始めました。食料をはじめとする生活必需品も流通遮断により入手困難な状況が続いております。また生産拠点が仙台市福島県内にあり壊滅的な被害を被った業種では、製品調達が途絶えてしまっているため仕事に支障が出ております。コストカットに耐えられない事業所のなかには人員整理をおこなうところも出始めております。こうした状況を改善するためには、まず政府による極端な燃油流通規制を解除させることが必要であることから、流通規制解除を政府へ働きかけるよう三村県知事に要望いたしました。