新型コロナウィルス感染症患者発生の緊張感のなか定例県議会が閉会

 定例県議会が昨日閉会日をむかえ、自民党会派と共に提出した「中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書(案)」のほか、障がいと向き合う方々からの相談を受け私が条例制定を県に提案してきた、「青森県障がい者の意思疎通手段の利用の促進に関する条例」も全会一致で可決承認されました。

 障がいのある方々がスムーズに意思疎通を図ることが可能となるよう、公文書への音声コードアプリUni-Voice導入をはじめ、引き続き条例の周知啓発に努めて参りたいと思います。

 初めての新型コロナウィルス感染症患者2名発生に続き、本日も4名の感染が確認されました。定例県議会は閉会しましたが、今月末で退職される職員も連日深夜まで感染拡大防止に当たっていただいております。私も県内経済や県民生活への影響と実態調査を通じ、感染拡大防止に当たっております。

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新型コロナウィルス感染症対策について質疑

 定例県議会に追加提案された「新型コロナウィルス感染症対策」に係る補正予算案について質疑しました。県民生活に多大な影響を及ぼした学校の全国一斉臨時休業の早期解除、中小企業の既往借入金の負担軽減等を要望しました。

 明日の閉会を残すだけとなった今夜、青森県内での感染症患者発生という衝撃の報告が入りました。これまでの感染警戒から感染拡大防止へと対策のフェーズが変わり、感染経路特定と濃厚接触者の確認作業が始まりました。

 感染症を発症した患者は、欧米での感染拡大が報道された3月に入ってからスペインへ渡航したとのこと。危険を認識できなかったものか理解に苦しみます。

 迅速で確かな情報の共有を通じた、県内での感染拡大防止を最優先していかなければなりません。

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追加質疑に立ちます

 新型コロナウィルス感染症対策のための補正予算案が、議会に追加提案されました。明日おこなわれる質疑にむけて質問原稿の校正作業をしています。

 会派を代表し、午後1時から質問に立ちます。青森県議会ホームページにアクセスしていただければ、生中継をインターネットでご覧いただくことができます。

#新型コロナウィルス感染症対策

#青森県

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補正予算案について明日質疑に立ちます

 

卒業生の門出を祝福

 突然の全国一斉休校から10日余り。久しぶりの級友との再会が、中学校生活最後となる卒業式当日となりました。

 マスク姿で見守る教職員と保護者の祝福の拍手に包まれて、堂々と入場した卒業生。一人代表参加した後輩の送辞も見事でした。感謝の想いがあふれる答辞、そして感涙に包まれた卒業合唱「群青」の旋律。

 学校評議員として毎年参加してきましたが、10日間の休校期間が級友への想いを募らせた、特別な卒業式になったのではないかと感じました。

 青森市立沖館中学校154名の卒業生の門出を祝福し、より佳き人生であることを祈念いたしました。

#卒業

#群青

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県立中央病院の移転新築を!

一般質問のご報告 第10弾!

 SDGs第3の目標は、伝染病や感染症対策、非感染性疾患による若年死亡率減少等をターゲットとしています。

 第1種感染症指定医療機関でもある、青森県立中央病院が県民から託された使命は重大です。

 昨年3月末に公表された将来構想では、移転から39年経過し老朽化・狭隘化した院舎の建替え等を含めた対応策の検討を明記しました。

 構想策定から1年が経過し、現在までの検討状況を質しました。県は、総合的な検討を進めていることを明らかにし、「建替え等を含めた具体的な対応策について、時宜を失することなく、適切に検討を進めていきたい」と答弁しました。

 このため高度医療・専門医療・政策医療の基幹病院としての、県立中央病院が期待されている医療機能の充実強化を図る為、青い森鉄道新駅整備を前提に、青森操車場跡地への移転新築を急ぐよう要望しました。

#青森県立中央病院

#青森操車場跡地

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県民の命を守る中核拠点病院の移転新築が課題となっています

 

がんゲノム医療の充実強化を!

一般質問のご報告 第9弾!

 新たながん治療として期待されている、がんゲノム医療について、県の取組を質しました。

 がんゲノム医療は、遺伝子変異を解析することにより、一人一人の体質や病状等に合わせた最適な治療をおこなうがん医療です。

 青森県立中央病院は臨床遺伝科を設置し、がんゲノム医療連携病院として、遺伝カウンセリングや遺伝子パネル検査をおこなっています。新年度には、遺伝子解析装置(次世代シーケンサー)を整備し、肺がん・白血病等の遺伝子検査を院内で実施できるようになります。これにより治療選択の可能性を広げるほか、治療開始時期の早期化が期待されます。

 遺伝子解析装置(次世代シーケンサー)の整備により、国のがんゲノム医療拠点病院指定を目指し、がん医療の充実を図るよう要望しました。

がん健診受診率向上にむけた取組を提案

一般質問の御報告  第8弾!

がんの克服にむけ、がん対策基本計画(第3期)では、がん予防・がん医療の充実・がんとの共生を柱とする取組を進めています。青森県では、全国に比べて課題となっている大腸がん克服のため、がん検診の受診率向上対策としてコール・リコールのモデル事業をおこなったところ、受診が25.3%増加し効果がみられました。今後は、このモデル事業を引き続き他の市町村に拡大していく予定です。また企業・団体との協働により、がん検診を受けやすい環境を整えていくことが必要です。この為、それぞれの年齢に応じた検診とともに、がん検診を同一日に受けられる環境整備を県に要望しました。併せて健診データを市町村単位で分析評価できるよう、国の制度創設を待つことなく、各医療保険者の健診データの連携と共有に向け、協議・検討を提案しました。これに対して県は、保険者協議会等関係団体と協議・検討していくことを答弁で明らかにしました。がん克服にむけ、県の取り組みを促していきたいと思います。