爽やかな晴天の秋空の下、朝7時半から街頭での県議会報告をおこないました。行き交う通勤、通学途中の皆さんからクラクションや手を振って温かいエールを戴き、心より感謝しております。
北海道胆振東部地震から1週間ということもあり、避難判断基準を日頃から家族で確認しておくことの重要性や、自助・共助・公助のそれぞれの役割を話し合っておくことの意義等について、報告させて戴きました。
今後とも、防災士として、県の防災力機能強化にむけ提言して参りたいと思います。
9月は「がん征圧月間」。県立保健大学での「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2018青森」に参加。明日正午までの「がん征圧・患者支援チャリティ活動」。がんに向き合う大切な機会です。
青森市立篠田小学校おやじの会とPTAが主催し、「西日本豪雨災害の教訓から学ぶ勉強会」が開催され、私も青森県防災士会相談役として参加しました。
篠田小学校や隣接する沖館小学校は沖館川流域が学区となっており、洪水ハザードマップ浸水エリア内に位置しています。このため児童生徒や地域住民の安全確保にむけ、自助・共助に対する意識啓発を図るため、篠田小学校おやじの会の発案により、青森地方気象台、青森県、青森市、青森県防災士会と地域が連携し、今回初めて開催されました。
青森地方気象台の防災管理官からは、気象庁が昨年から公表している「危険度分布」について、青森市危機管理課自主防災組織支援嘱託員から「洪水ハザードマップ」について、また青森県防災士会青森支部長から災害への日頃の備えについて、それぞれ発表していただきました。
私からは、危険度分布やハザードマップの活用と、通学路をはじめ地域の安全確保にむけ連携して取組んでいくことの大切さをお話しさせていただきました。今回の勉強会をモデルに、県内各地で同様の勉強会がおこなわれるよう取組んでまいります。
本日、二十年にわたって「食べるリハビリ」の普及活動に取組んでいる「NPO法人口から食べる幸せを守る会」の小山珠美理事長が来県され、「食べるリハビリ」の普及にむけた取組みについて、県庁内で要望を受けました。要望には患者会副代表の飯田真悠さんと、日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士の丹藤淳様も同行されました。
嚥下障害の患者は誤嚥肺炎を予防するため、医師から経口食を禁じられ、胃ろうからの栄養摂取に移行する傾向にあります。口からの食事を禁じられることは体力の低下を招くだけでなく、病気治癒への意欲を減退させることにもなり兼ねません。食べることは生きるための糧を得る大事な営みであり、生きる喜びに繋がります。急性期の「食べるリハビリ」は、病気からの快復を早め、介護度の重篤化を予防することにも繋がることから、「食べるリハビリ」の普及にむけ取組んでいきたいと思います。
喉頭がんや下咽頭がんにより喉頭を摘出した方々が組織する「青森喉友会」の工藤義弘会長と共に、医療用具の人工鼻を厚生労働省指定の障がい者日常生活用具給付対象とするよう青森県に要望致しました。手術により喉元の永久気管孔から呼吸することにより鼻に空気が通りにくいため、鼻の機能を喪失してしまう傾向にあります。吸い込む空気の加温・加湿、空気中の埃の除去等、鼻の機能を代替する医療用具が人工鼻と呼ばれるものです。人工鼻を利用することにより、咳や痰を抑え、快適な生活を手助けしてくれます。平成30年7月現在、33都道府県の223市区町村が喉頭摘出者用人工鼻を障がい者用日常生活用具として一定額の助成事業を実施しています。
青森県への要望書提出に先立ち、青森市や八戸市をはじめ県内6市2町でも同様の要望活動をおこなっていただきました。
全国一律に同程度の給付助成が実施されるよう引き続き取組んで参ります。