青森港親水緑地雪処理施設を視察

 青森港本港地区に整備された浜町緑地の雪処理施設を視察しました。国の社会資本整備総合交付金を活用し、親水・賑わい空間創出を目的に、緑地等施設整備事業として整備されたものです。春から秋までの間は市民が海と身近に触れ合える親水緑地として、冬期間は雪処理施設として活用されています。私は2005年11月25日第244回定例青森県議会一般質問をはじめ、適切な雪処理のため早期の施設整備を訴えて参りました。

 冬期間は、306mの桟橋の下にナイロン製のゴミネットを張り巡らせ雪処理施設として活用され、東京ドームとほぼ同じ122万㎥、10トンダンプ約8万4千台分の雪処理が可能です。

 現在、青森港雪処理施設協議会が管理し、委託登録車輛だけに夜間開放しています。来年度には、日中の時間帯を民間車輛への開放を働きかけていきたいと思います。

 

 

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青森県畜産・飼料コンビナートを視察

 一般社団法人青森県畜産・飼料コンビナート振興協会の協力を戴き、八戸市河原木地区にある国内屈指の畜産・飼料コンビナートを視察しました。

 県南地域を中心に本県基幹産業としておこなわれている畜産業の課題調査を目的におこなった今回の視察では、同協会の佐藤潮会長の協力のもと東北グレーンターミナル(株)へのタンカーからの穀物飼料積み出し作業を視察したほか、畜産業の振興対策について意見交換しました。

 またテストケースとしておこなわれた、鰺ヶ沢町にある七里長浜港から同コンビナートへの飼料米海上輸送について県議会で取上げられていることもあり、事業化にむけた課題について調査することもでき、本県畜産振興を考えるうえで大変有意義な視察となりました。

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第292回定例県議会で一般質問

 11月20日に開会した「第292回定例県議会」で会派「公明・健政会」を代表し一般質問に立ちました。

 政府が公表した「第三期がん対策推進計画」に基づく県のがん対策や、健康経営制度、ひきこもり者支援のほか、2019年度から導入される「農業経営収入保険制度」、青森港機能強化等々、11分野22項目にわたり県の取組を質しました。

病院船導入にむけた検討状況調査

 「海洋国日本の災害医療の未来を考える議員連盟」の砂田向壱・特別顧問と面会し、病院船導入にむけた検討状況について調査しました。

 東日本大震災では役所や病院が破壊し機能停止に追い込まれました。大規模災害時には陸路が遮断されるため、海路利用の被災者救護・支援拠点として病院船が米国やロシア、中国をはじめ各国で導入されています。

 四方に海を擁する日本こそ海洋国家として病院船を導入すべきと考えますが、残念ながら一隻も存在していません。公明党自民党国会議員で組織されている「海洋国日本の災害医療の未来を考える議員連盟」での検討状況について伺うとともに、意見交換しました。

 私はこれまで大規模災害時の避難手段として民間船舶の利活用を県に訴え、協定締結を推進してきました。災害時多目的船の早期導入にむけ引き続き取組んでいきたいと思います。

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沖館橋改修要望活動に参加

 県管理2級河川「沖館川」に架かる国道280号線沿いの「沖館橋」は、歩道幅員が狭く、頻繁に往来する車輛の横を利用通行している危険な状況です。急勾配と傾斜のある道路形状のため、高齢者や自転車利用者が転倒する場面が度々見られており、転倒事故も発生しています。

 このため青森市西部第一区連合町会役員の皆さまとともに、青森市都市整備部長および青森県東青地域整備部長宛に、利用者の安全確保にむけた1日も早い改修をそれぞれ要望しました。施設管理者の東青地域整備部長からは、「危険な状況にあり改修にむけ検討する」との表明がありました。

 また引き続き青森警察署を訪れ、「沖館橋」近くにある青森市役所柳川庁舎の敷地進入口と国道280号線との交差部への感応式信号機設置を要望しました。

 

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青森市都市整備部長に要望書提出

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県東青地域整備部長に要望書提出

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交通第二課長に感応式信号機設置を要望





津軽自動車道(柏~浮田)都市計画手続き着手!

 国が直轄事業として進めてきた津軽自動車道の未着手「柏~浮田約13Km」区間都市計画決定にむけた手続きを開始することになりました。

 9月6日午前11時から青森県庁内で手続き開始にむけ、五所川原市つがる市鰺ヶ沢町出席のもと東北地方整備局道路部長から青森県に素案が示されました。素案では、盛土を主体とした自動車専用道路として建設され、市街地へのアクセス性に配慮した構造等を検討した内容となっています。地元説明会や公告・縦覧等の手続きを経て、来年1月の都市計画決定を目指すことになります。

 私は、2013年8月24日に井上義久衆議院議員と現地視察、2015年12月21日と本年3月14日には、県知事と共に石井国土交通大臣に要望してきました。来年度の予算獲得に引き続き取組んで参ります。

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温泉熱利用エビ等養殖施設を視察

 昭和61年からオニテナガエビの養殖に取組んでいる弘前市相馬を訪れ、相馬エビ等養殖組合(山崎隆穂代表)の施設を視察させていただきました。

 国の山村振興等農林漁業特別対策事業を活用し、平成8年に「相馬エビ等養殖センター」が完成。卵の孵化に海水、飼育に五所温泉の温泉水と地下水を利用し、26~28℃の水温を維持しています。テナガエビは産卵時期が年に一度なのに対し、東南アジア原産のオニテナガエビは4~6回程度産卵するため、通年での安定生産が可能なため、年間約6万匹の養殖に成功しているそうです。商品は地元のホテルを中心に出荷され、隣接する釣り堀では5月~9月にかけてオニテナガエビの釣りを楽しむことができます。

 国内に豊富に湧出している温泉資源は、観光や健康、融雪に留まらず、温泉熱利用によるハウス栽培や養殖に役立てられています。温泉熱を温度帯に応じて多段階で利用する「温泉熱カスケード利用」は、産業振興にも繋がることから、国内有数の源泉数を誇る青森県での「温泉熱カスケード利用」を促進して参りたいと思います。

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