国土強靭化をさらに推進

 政府が推進している「国土強靭化」を民間レベルで推進する為昨年設立された、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会の三浦惺会長(NTT会長)、金谷年展事務局長(東京工業大学特任教授)とともに、国土交通省石井啓一大臣を表敬し、意見交換致しました。「災害時多目的船」導入にむけ積極的に取組んでいる横山信一参議院議員にも同席戴きました。
 明年3月には東日本大震災から満5年をむかえることになります。被災地では仮設住宅で年末をむかえようとしている多くの方々がおります。さぞ長い5年間だったことと思います。被災者の皆さんはもとより、被災現場で除染作業に携わっている方々も、復興作業に取組む方々にも、新しい年が先の見える希望の年であって欲しいと願わざるを得ません。明年も災害に強い日本を目指し、関係するあらゆる方々と連携して参りたいと思います。
 本年一年間の私の活動をご支援戴いたすべての皆さまに、この場をお借りし心より感謝御礼申し上げます。


国土交通大臣へ要望活動

本日は国土交通省を訪れ、三村県知事と共に石井国土交通大臣青森県の道路事業について要望致しました。「一般国道101号津軽自動車道柏〜浮田間」の早期着工と、「地域高規格道路 下北半島縦貫道路むつ〜横浜21㎞区間」の新規事業化のふたつの重点区間について要望しました。石井大臣からは、「津軽自動車道はルートが決まり次第手続きを進めていきたい。下北半島縦貫道路は(21㎞を)一度には難しいが、進捗状況をふまえ検討していく」旨の考えが示されました。詳しくは本日夕方のRAB青森放送「ニュースレーダー」か、明日の朝刊をご覧ください。
今回要望した区間の道路網は、物流に限らず命を守る道路として必要不可欠であることから、一日も早い事業着手が実現するよう引き続き取り組んで参ります。
来年度予算編成作業も大詰めをむかえ、財務省との大臣折衝を控え、石井大臣の時間調整にはかなり無理もありましたが、横山信一参議院議員にご尽力戴き要望出来ましたことを、この場を借りて感謝申し上げます。

総務企画常任委員会で質問

 昨日開かれた「総務企画常任委員会」で、「18歳選挙権主権者意識向上」の為の、サポーター認定事業の目的と期待される効果について、「当せん金付証票(宝くじ)」の収益金実績とその使いみちについて、国の制度を活用した「奨学金返還支援制度」検討状況の、3点の議案について質問しました。
 新たに国が創設した「奨学金返還支援制度」は、若者の地元定着と基幹産業人材確保を期待し、奨学金の一部または全額を返還猶予する制度で、国の2分の1補助活用により、民間資金も入れて積立てる基金を原資に運用されるものです。給付型奨学金を望む声が多い中、奨学金事業の公平性を確保し継続できるのか、課題が多いと言わざるを得ません。また関係する部局が充分連携し、慎重に検討するよう要望しました。

第284回定例県議会で質疑

 「第284回定例県議会」において、会派「公明・健政会」を代表し、議案に対する質疑に立ちました。
 青森県立中央病院「県総合周産期母子医療センター」内の受入態勢強化にむけた改修整備費を取上げ、圏域ごとの周産期医療体制の整備について、県の見解を質しました。公立病院での分娩停止等による不安を払拭する為、周産期医療情報の適切な提供と、遠隔地からの妊婦や家族の受入環境整備にむけた市町村との連携の必要性についても県の取組を求めました。
 また「青森県子育て支援プレミアム商品券発行事業」について、対象世帯の購入申請に遺漏が無いよう、12月7日締切日まで事業の周知に努めること、申込全世帯が購入できるよう抽選の公平性確保について、それぞれ要望しました。「青森県子育て支援プレミアム商品券」の申込手続きについては専用ホームページhttp://kosodate-otoku.comをご確認ください。
 このほか進展する超高齢化社会での除排雪事業について地中熱利用による歩道確保の必要性についても要望しました。

第284回定例青森県議会が開会

第284回定例県議会が開会しました。12月9日迄の16日間の会期中に、知事から議案として上程された議案34件、報告6件について審議されます。本日は継続審査とされていた「議案第20号 青森県工業用水道事業未処分利益剰余金の処分の件」ほか議案5件を、決算特別委員会での議決を経て、原案通り可決しました。私は12月4日に議案に対する質疑に立つ予定です。

第17回北前船寄港地フォーラムin加賀橋立・山中温泉に参加

 11月13日石川県加賀市で開かれた「第17回北前船寄港地フォーラム」に参加してきました。
 地域資源の掘り起こしは、地方創生を考えるうえで欠かせない視点です。地域の文化や産業の成り立ちを学ぶなかに、地域活性化のヒントが見えてくるものと思います。なかでも三方を海に囲まれ太古から海と共に歩んできた日本では、人や物の交流は海の道を抜きに語ることはできません。
 「北前船寄港地フォーラム」は、北前船により育まれてきた歴史的価値を「日本遺産」として継承していくことを目指しています。
 会場の加賀市文化会館では野辺地町の中谷純逸町長が野辺地町宣伝に汗を流しておりました。国内唯一の北前船復元船「みちのく丸」がある野辺地町には、2年後の町発足120年を北前船を活用した取組で活性化に繋げて戴きたいものです。
 私は、青森港、鰺ヶ沢・深浦港、田名部港、野辺地港等々、青森県内にある数多くの北前船寄港地に光をあて、地域活性化の一助にしていきたいとの思いから、第283回定例青森県議会一般質問で取り上げました。北前船寄港地の日本遺産登録にむけ引き続き尽力して参ります。