第238回青森県議会定例会閉会

10月9日、「第283回青森県議会定例会」が終わりました。これまで設置が見送られてきた「ひきこもり地域支援センター」設置の意向を、県健康福祉部長が初めて明らかにしました。昨日開かれた、ひきこもり親の会「青森さくらの会」に参加の皆さまから、「ようやく光が見えてきました」との言葉を頂戴しました。当事者と家族に「寄り添う」センターとなるよう、全力を尽くしたいと思います。また県警察本部が運用しているメールマガジン「青い森のセーフティーネット」は、登録手続きや内容について改良を加え、より使い勝手の良いツールになりました。子どもたちの安全確保の為、事件・事故情報発信ツールとして大いに役立てていただきたいと思います。

新幹線・鉄道問題対策特別委員会で発言

 北海道新幹線開業日が来年3月26日に決まったことが明らかにされました。北海道から九州まで高速鉄道網で繋がることになります。歴史的な瞬間にむけ、「津軽海峡経済圏」を提唱する青森県にとっても開業効果への期待が膨らみます。
 いっぽう開業日決定とともに発表された札幌〜東京間を結ぶ寝台特急列車廃止決定の報道は、JR貨物の物流機能の一端を担うため過重な負担を強いられてきた青森県を冷え込ませる結果となりました。北海道新幹線建設に財政負担を強いられてきた青森県にとっては、青函トンネル内の減速走行問題の解決策が見通せない状況にあることも課題の先送りでしかなく、青森県の置かれている状況はまさに「見えないトンネルの中にいる」に等しいかもしれません。
 こうしたなか10月8日に開かれた「青森県議会新幹線・鉄道問題対策特別委員会」では、「JR貨物線路使用料引き上げ」や「JR貨物の株主である国がJR貨物走行に伴う施設整備・維持費を負担すべき」等々の厳しい率直な意見が党派を超え出されました。
 県の置かれている厳しい現状を改めるため、県執行部とともに国及び県選出国会議員を訪れ、新たな制度創設を国に要望することを決議しました。

未来の有権者のために

「平和安全法制」が衆議院を通過した際、「これで日本は戦争の出来る国になった」との中学校教師の言葉に生徒が驚き、帰宅してからどういうことかを親に聞いたと、当事者である母親から聞きました。18歳選挙年齢が来年の参院選通常選挙から適用されることになり、文科省有識者会議において学校以外での高校生の政治活動容認の方針を決めたと報道されました。選挙権年齢引き下げに伴い、児童・生徒をはじめ国民の政治参加の意識が高まることは歓迎すべきことですが、一方で教師の発言は影響が大きいだけに、教師の政治的中立性が改めて問われることになります。
大変嬉しいことに、ご支援戴いている方のお孫さんが描いた私の似顔絵を大事に貼っていてくれたそうです。その絵を見た方が、預かり届けてくれました。「額の広がりと三頭身」が見事に似てます。まるで瓜二つ。ありがとうございます。この子どもたちに夢と希望そして安心を届けられるよう、身を粉にして頑張ります!

第283回定例県議会で一般質問

 9月18日に開会した「第283回青森県議会定例会」において一般質問に立ちました。統一地方選挙後初めてとなる一般質問です。
 地方創生に向けた各種取組みの中から、県内定住人口対策として伴走型若年者就職支援の必要性について、あおもり藍のブランド化に向けた県の支援について、北前船歴史街道等の活用、青森港の国際観光港湾化等地域資源活用の必要性のほか、がん教育をはじめとするがん対策促進、ひきこもり地域支援センター設置をはじめとする、ひきこもり当事者の自立支援や家族に寄り添う支援対策について等々、提言を交え質問しました。
 詳しい議事録は青森県議会ホームページのインターネット録画中継で見ることができます。また後日、このホームページにも掲載する予定です。

国の緊急被ばく医療ネットワーク化を推進

これまで放射線医学総合研究所(千葉市)と広島大学が担ってきた国の緊急被ばく医療体制が見直され、新たに「高度被ばく医療支援センター」および「原子力災害医療・総合支援センター」が指定され、ネットワーク体制が強化推進される見通しとなりました。
今回の指定は、東京電力福島第一原子力発電所事故時の教訓を踏まえ、国の緊急被ばく医療体制の見直しを求め菅総理(当時)に公明党が要望書を提出、国が見直しを進めてきたことによるものです。
指定される弘前大学福島県立医大、広島大学長崎大学は今後、被ばく医療ネットワーク構築強化の中心的役割を担うことになります。
このたびの国の方針決定は、弘前大学関係者と連携し、ネットワーク化の必要性を訴え働きかけてきた私にとっても感慨深いものがあります。
専門的知見に基づく助言をはじめ、指定実現にむけこれまでご尽力戴いた秋野公造参議院議員をはじめ、公明党国会議員にこの場を借りて深く感謝申し上げます。
※地元紙・東奥日報8月6日付けで報じられました。

青森戦災者・平和記念像供養大祭

 終戦間際の昭和20年7月28日に発生した「青森空襲」で犠牲となられた方々を供養する「青森戦災者・平和記念像供養大祭」が行われました。
 公務出張中の議長の代理として参列し、焼香並びに弔詞を奉読致しました。今日は70年前と同様、炎天下となり、参列した御遺族の皆さまと共に平和への感謝と戦争絶対悪の思いを新たに致しました。
 現在、安全保障関連法案について様々取り沙汰されておりますが、国民の理解が得られるよう、参議院での冷静でより丁寧な議論を通じ、本質を明らかにして戴きたいものです。